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映画「ハウス・オブ・マリク('The House of Malik')」

ハウス・オブ・マリクあらすじ
主役のマリク・パーキンズは、13才の天才トランペット奏者。
アメリカで最も危険地域のひとつとして知られる、ニュージャージー州カムデン地区で生まれ育つ若者マリクは、幼少の頃母を災難で亡くした精神的ショックを克服出来きず、非行の道に走ってしまう。

そんな中マリクの父親ジップは、妻を亡くした悲しみに、すさんだ街の苛酷さの中、男手ひとつで息子を育てていかねばならない困難な状況に圧倒される。

そこでジップはマリクの人生観を改めようと、日本(大阪市)に住む亡き妻の兄であるカイル(クリフトン・パウェル)にマリクを託すことを決意。
一方カイルは、ジップの知らぬ間に、密かに大阪の汚れた暗黒社会に狙われる身であったのだった。

嘘と悪にまみれたカイルの生き様は、やがて絶望の道を辿ることになるが、果してマリクは生き残ることが出来るのか...?

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この作品がなぜアメリカでうけるのか?ハウス・オブ・マリク
まるでローラーコースターのように激動に展開するストーリーを、ドラマチックな音楽とビジュアルが一層盛り上げるエキサイティングな映画、「マリクの家」は、アメリカの数々のハリウッド映画の大作と並んで全国の劇場で大ヒットとなり得る、大変市場価値の高い作品です。

劇場で公開されずに終わってしまう映画が多々ある競争の激しいアメリカ映画業界において成功するには、どれだけ一般の観客に共通性を感じさせる作品であるかということがポイントになります。

ハウス・オブ・マリク「マリクの家」は、観客をぐいぐい引き込む感情的なドラマである上、視覚的にも独自のスタイルで見る者を魅了します。

そして背景には、アメリカ文化とは切っても切れないジャズの音楽性をふんだんに取り入れた、刺激的な作品です。

一流のジャズ・ミュージシャンが奏でる音楽が、まるで揺れ動く感情ひとつひとつを表現するかのように盛り上げます。

このドラマの最もハイライトとなるのは、まったくふたつの対照的な都市を中心に繰り広げられるという点です。

ハウス・オブ・マリク主役のマリクは、天才的ミュージシャンとして成功する才能を持ちながら、残酷な環境の中で、暴力とドラッグに巻き込まれて育っていきますが、突如大阪へ移り住むことによって、大きなカルチャー・ショックを経験し、運命は急展開することになります。
それに伴い、登場人物のキャラクターや、それぞれの都市の背景や色合いと共に、ビジュアルも音楽も急転します。

撮影カメラマンは、コンクリートで埋もれたニュージャージーの冷たく無情な黒人貧民街を、焼け付くようなビジュアルで捉えることに成功した、ケビン・マーティン氏と、反して大阪のにぎやかな街並みを見事な色彩で再現させた、ザック・ベイニー氏と、ミンハー・キムさん。

監督、脚本ともに、アメリカ黒人(いわゆる「アフリカン・アメリカン」と表現される)のジェシー・ジェイムズ・ジャクソン氏によるもので、これはアメリカ黒人系作品としては、初の日本ロケを含んだ日本との共同作品となります。


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